2015/02/05
蕁麻疹の治療は、第一に可能な限り原因・悪化因子を突き止め、それらを取り除く、あるいは避けることです。しかし、蕁麻疹には様々な原因があり、さらに、一つの蕁麻疹でも、いくつかの原因が関係することもあるため原因を突き止めるのが困難な場合も多くあります。
そのような場合にはお薬による治療が行われます。どのタイプの蕁麻疹でもヒスタミンという物質が大きく関与しているとされるため、このヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン薬、あるいは抗アレルギー薬が使われます。
副作用として、人により眠気を感じたり、前立腺肥大や緑内障の症状が強くなることもありますが、最近開発されたお薬は、これら副作用は無いか、あっても非常に少なくなっています。
お薬にも何種類かあり、蕁麻疹の種類、症状、作用を見ながら使い分けることが必要です。外用薬は、蕁麻疹が出ている時に使うと症状は軽減されますが、大きな作用はありません。
2015-02-03 17:57:30