広島市 東広島市 西条中央 すぎた皮ふ科アレルギー科(アトピー性皮膚炎/乾癬/にきび)

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「じんましん」にもいろいろ(1)

もっともよく知られている皮膚疾患の一つに、蕁麻疹(じんましん)があります。3割の方は、一生のうちに一度は蕁麻疹が出ると言われているほどよく見られる疾患です。この身近な蕁麻疹にも、いくつかの種類があり、これから何回かに分けて蕁麻疹についてご説明させて頂きたいと思います。

そもそも蕁麻疹とはどのような疾患でしょうか?典型的な蕁麻疹の特徴は3点あり、かゆみを伴う、皮膚の一部が赤く盛り上がる(膨疹)、数時間以内には跡形も無く消える点です。虫刺されも似たような症状が見られますが、赤いブツが何日か続いたり、消えても褐色の跡がしばらく残ったりするなど、明らかに蕁麻疹とは異なります。

蕁麻疹の発症には、皮膚の小さな血管の周りに存在するマスト細胞と呼ばれる細胞から放出されるヒスタミンという物質が大きく関与しています。このヒスタミンが皮膚の血管に作用し、血液中の成分が血管外に漏れ出すため赤く盛り上がり、また、ヒスタミンがかゆみの神経を刺激するためかゆくなり、皆さんがご存じの症状を起こすのです。

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2015-02-03 17:56:20