2015/02/05
蕁麻疹では症状が軽快、増悪を繰り返しながら長く続いて悩んでおられる方もおられます。原因が明らかな場合は、それらを避ければ症状が出ることはありません。しかし、原因が明らかで無い場合、あるいは、原因が明らかであったとしても、擦るなどの機械的刺激や寒い・暑いなどの温度の変化、精神的な緊張で生じる蕁麻疹では完全に原因を避けることはできません。
このような方では、お薬を飲んで良い状態を長く保たなければなりません。発症後の経過が長ければ長いほど、症状も長く続く傾向があり、10年以上続く方もおられます。
いつ治るかは個人により異なり、正確な予測は困難ですが、治療により少しずつ良くなります。症状、個人の生活スタイル、副作用の可能性などを見ながらお薬を選択し、治療を続けることが大切です。
お薬による治療以外にも、疲労、ストレス、風邪などにより症状が増悪することも多く、慢性蕁麻疹の方は、睡眠時間、食生活、人間関係などご自身の生活スタイルを見直すことも大切でしょう。
2015-02-03 18:00:36