2015/02/03
かぶれは非常に多い皮膚疾患の一つで、かぶれた経験がある方も多いと思います。かぶれは、発症のメカニズムにより、刺激性のかぶれとアレルギー性のかぶれの2つに大別されます。
刺激性のかぶれは、化学薬品によるかぶれのように、原因物質の刺激が強いために、条件がそろえば多くの方に生じます。原因物質が接触した部位に一致して生じ、かゆみより、ちりちりした刺激感、ときに痛みが強く出ることが多いかぶれです。
一方、アレルギー性のかぶれは、金属アレルギーのようにアレルギー体質を持った方のみに見られるかぶれです。原因物質が接触した部位より広い範囲に症状が見られ、かゆみが強く出ることが多いかぶれです。
治療は、原因物質の除去ですが、アレルギー性のかぶれでは、生活の中で思わぬ所にかぶれの原因が潜んでいることが多く、原因物質を特定できないことも多くあります。視点を変えてみて下さい。原因物質が特定できるかもしれません。
その他、かゆみ止めの外用剤、抗ヒスタミン剤(かゆみ止め)の内服も有効です。
2015-02-03 18:02:38