2014/12/02
タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)は、長時間にわたる圧迫や摩擦に対し、皮膚を守るため皮膚が厚くなったものです。
タコは、ペンダコや座りダコのように表面に向かって平たく厚くなった状態で、横から摘むと痛みが生じることがあります。
一方、ウオノメは皮膚表面だけでなく、内部に向かってもくさび形に入り込んだ状態で、表面から圧迫すると強い痛みが生じます。
タコ・ウオノメの原因
原因としては、足の場合は立ち仕事やきつい靴による摩擦の他、片方に重心がかかったような歩き方、関節の変形や骨の突出が原因のこともあります。履いている靴底の減り方が偏っている場合には、歩き方に問題がある場合があります。
タコ・ウオノメの治療
タコの場合は、表面の固い部分を削っただけでも楽になりますが、ウオノメは内部に向かって入り込んだ芯を取らなければなりません。貼付剤を使用し皮膚を軟らかくした後、周囲から芯を引きずり出すように取り出します。
市販されているドーナツ型の除圧用貼付剤や皮膚を軟らかくする尿素含有外用剤も、痛みの軽減・再発予防には有効です。