2015/01/03
「【イボ】ができました」と言われて来られる方が多くおられます。イボというのは、皮膚から盛り上がってできる小さなできものを示す俗称ですので、中には良性腫瘍、悪性腫瘍のこともありますが、一般的には、ウイルスの感染によってできるできものを「イボ」と呼んでいます。
イボの原因となるウイルスはヒト乳頭腫ウイルスで、正常な皮膚には感染しませんが、皮膚に小さな傷があると入り込み、増殖してイボを作ると考えられています。
イボはウイルスが感染する部位により外見上も大きく異なります。小さな子どもさんは、乾燥肌の方が多く、傷もたくさんあるため大人の方よりイボにかかりやすく、特に刺激を受けやすい手足や外陰部に感染しやすいと言われています。
イボの治療には液体窒素を用いてイボを冷やす方法、電気で焼き切る方法、内服薬など様々ありますが、残念ながら特効薬は無く、治療に長くかかる方もおられます。効果を見ながら、いろいろな治療を組み合わせ、じっくり構えることが大切です。
2015-02-03 17:58:22