2015/02/01
外用剤にもいろいろありますが、代表はステロイド外用剤でしょう。皮膚の炎症(湿疹などの余分な反応)を抑える作用がよく、様々な皮膚疾患で用いられています。
ステロイド外用剤は作用の強い、弱いにより5段階に分類されています。さらに、それぞれのステロイド外用剤は基剤の種類により、軟膏、クリーム、ローションなど種々の剤型があります。
ステロイド外用剤の塗り方は、皮膚病変が小さい場合には、外用剤を指の腹に少量とり、皮膚病変部にまんべんなく薄く伸ばすように塗ります。皮膚病変が大きい場合には外用剤を手のひらにとり、手のひらに薄くのばし、手のひらで皮膚病変部をなでるように塗ります。よく言われている、「擦り込む」というのは、皮膚に強い摩擦を加えることになり良くありません。
ステロイド外用剤の副作用は、化膿しやすくなる、皮膚が薄くなる、皮膚の赤みが強くなるなど、いくつかの副作用が報告されています。皮膚の状態、患者さんの年令、病変部位の違いによりこれらの薬剤を使い分けることが必要です。
2015-02-03 18:06:45